登録販売者ワンポイント講座〜「かぜ」

〜薬剤師 今井 孝浩〜

◎かぜとは?

○かぜとは、正しくは「かぜ症候群」の事で、安静にしていれば通常数日〜一週間程度で自然に治る。

○かぜの原因のほとんどはウイルスによる感染であるが、細菌の感染や、まれに冷気・乾燥・アレルギーなど非感染性の要因の場合もある。

○ウイルスによる、気道の急性炎症疾患で鼻水・鼻づまり・喉の痛み・咳・痰など様々な 症状が複合して起こる二次感染により肺炎・副鼻腔炎・中耳炎など起こることがある。

○インフルエンザは感染力が強く、急激にに発症し、高熱など全身症状だけでなく肺炎など重症化しやすい為かぜとは区別される。

○かぜとよく似た症状を起こすものに、喘息・アレルギー性鼻炎・髄膜炎・肺炎・尿路感 染症・急性肝炎などがあるので注意が必要。

かぜインフルエンザ
時期1年を通じて。伝搬力が強く、冬に流行。
潜伏期間5~6日2日前後(新型1~7日)
症状 かぜ症状高熱(39以上) 咽頭痛少ない悪寒・筋肉痛・関節痛
OTC薬対応

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治療対症療法ワクチンで予防 ,抗ウイルス薬、対症療法

◎かぜ薬

○かぜ症状は身体の免疫反応によりウイルスが無くなれば自然と治るので、養生は栄養補給や休養が基本になる。

○かぜ薬「西洋薬」は基本ウイルスには効果が無く「インフルエンザには抗ウイルス薬があるが」かぜの諸症状を抑える対症療法である。
(肺炎など、細菌感染症には抗生物質など西洋薬が必要になってくる)
最近では、漢方薬には抗ウイルス効果があるといわれている。

○かぜの11の症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり・喉の痛み・咳・たん・頭痛・悪寒・発熱・関節痛・筋肉痛)に対応する薬を使用。
例えば、発熱や頭痛に解熱鎮痛剤。くしゃみ鼻水に抗ヒスタミン剤・抗コリン剤。咳痰に鎮咳痰剤等、単剤若しくは配合剤。

○副作用の出現を少なくする為にも症状や体質に合わない成分が配合されていないか注意を払い、症状にあわせて、単味成分の組み合わせなど、総合感冒薬以外での対応も考える。

○65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する方、症状が長引いた方には医療機関の受診を勧める。

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◎生活上の注意

○かぜの殆どはウイルス感染で薬は対症療法である事から、かぜ対策で重要なことは予防で有る。
手洗い・うがい・十分な栄養・休養

参考:今日のOTC薬(南江堂)