〜薬剤師 美濃口 豊〜

平成25年6月14日に開催された厚生労働省の第2回厚生科学審議会予防接種 ・ワクチン分科会副反応検討部会、第2回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策 部会安全対策調査会(合同開催)において、子宮頸がん予防ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が本ワクチンの 接種後に特異的に見られることから、同副作用(専門的には副反応)の発生頻度等 がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的 に勧奨すべきではないとされました。

今回の措置で接種間隔を超える、市の助成が受けられる期間内での接種ができなくなるなどのケースが想定されますが、国では今後速やかに方針が出せるよう検討するとのことです。

○参照

ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について(勧告)

厚生労働省予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会