24歳の青年は、中・高時代にニキビができた経験は、ほとんどありませんでした。しかし、大学時代から夜更かしや暴飲暴食などがたたり、ニキビが出始めました。 就職が決まり睡眠時間が減ると、さらに赤いニキビ増え、顎の両側画は地腫れしました。就職と同時に、2年前から皮膚科に通いましたが、効果が見られず、別の皮膚科や漢方薬局を3軒も梯子して、当薬局が4軒目とのことでした。 

色白ですが、暑がりで冷房を好み、大便は細切れで3回目に行く時は軟らかくなります。相談中もすぐに顔が赤くなり、水分はペットボトル3本位飲むといいます。不摂生の改善に「双和湯そうわとう」を、表証の改善に「十味排毒湯じゅうみはいどくとう」を服用して頂きました。一カ月後、「漢方がこんなに効くとは思わなかった。もっと肌がきれいになる薬はないか」と現在は「瓊玉膏けいぎょくこう」と顆粒の漢方薬を合わせて服用中です。


『漢方の相談室』一覧へもどる次へ

※これらの『おくすり相談事例』は薬剤師・鍼灸師の福島勇二先生が湘南朝日に連載したコラム『漢方の相談室』より転載したダイジェスト版です。