【質 問】去年の9月に突然、腹部全体が張って苦しくなり、げっぷが出て便秘するようになりました。翌月病院に行くと腹水がたまっていると言われ、検査しながら1回目に5〜6リットル、2回目に1・8リットル、3回目に1・6リットル抜きました。癌(がん)性の腹膜炎と診断され、大学病院に転院しました。私は78歳の女性です。
【答 え】

この女性が最初に来店したのは10月25日でした。原発が分からないため、27日に婦人科の検査をするとのこと。結果がはっきりするまで免疫力を向上する霊芝の菌糸体と、活性酸素を除去する白金・パラジュウム製剤を服用してもらった。市民病院で左の卵巣が腫れているといわれたが、11月2日に大学病院でMRIを受けた結果、腹膜に無数の癌があるとのことだった。11月10日に再び900ミリリットル腹水を抜き、11月13日に今度はPETの検査をするとのこと。11月17日さらに900ミリリットルの腹水を抜き、卵巣・卵管にレベル5の悪性腫瘍があることが明らかとなり、11月22日に手術が決まった。

前日に5リットルの腹水を抜き手術を行ったが、癌が下腹部全体に広がっているためそのまま閉じたとのこと。11月23日より脾と腎を温め、腹水を取り除き、下腹部の全体の代謝を促す「実脾飲・じっぴいん(せんじ薬)」を服用してもらった。(つづく)


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※これらの『おくすり相談事例』は薬剤師・鍼灸師の福島勇二先生が湘南朝日に連載したコラム『漢方の相談室』より転載したダイジェスト版です。